グラちゃんがあの世へ旅立ちました

2020年1月26日(日)、朝。
グラちゃんがあの世へと旅立ちました。

24日(金)の15時頃から動けなくなり、意識がある間はずっとしんどそうに鳴いていたので、ようやく楽になれたのかと安堵する気持ちが大きいです。

グラちゃんの中には前世で徳を積んだおっさんが入ってる!ってよく言ってたんだけど、今世でも徳を積みまくったので、来世ではきっとおかねもちのいえのねこになれるんじゃないかと思います。

目次

異変発生から旅立ちまでの簡易記録

記憶が新しいうちに。

1月23日(木)

  • 23時頃、薬を飲ませようとしたら今までになく抵抗する。口周りをみていたら、口をゆがめたように右側だけ半開きになっている。唇も少しめくれた印象。何か腫れがあるように思える。腎不全の子は口内炎を発症しやすいと聞いた記憶があったので、とりあえず翌朝病院に行こうと決める。

1月24日(金)

  • tolettaの記録によると午前1時。トイレに行ったあと、ニンゲン用のベッドにあがろうとして失敗。腰が抜けたようにへたり込んで助けを求めてきた。慌ててベッドにあげる。
  • 布団に入ったり出たり入ったり出たりを一晩中繰り返す。段々、へたりこんだり、ふらついて倒れたりが増えてくる。
  • 朝イチで病院。ちょっと先生と何を話したのかあんまり覚えてない。先が長くないことは確信する。
  • しばらくすると、完全に口が開けっぱなしになる。顎が動かせない感じ。当然ながらしんどいようで、ずっと小声で鳴き続けている。
  • 12時頃から、やたらとトイレに行こうとする。ふらつきながらも自力でトイレに行く。一度途中でへたり込んだのでトイレまで運んでみたら、「そうじゃない」とばかりに出て入り直した。グラちゃん…。
  • 15時頃から、瞳孔が開きっぱなしになる。その目を見てようやく、もう駄目なんだと頭だけじゃなくて心も理解する。
  • この時ひとつ後悔していることがあって。それは、あちこちにぶつかりながら薄暗い寒いところに行こうとするグラちゃんに思わず「嫌だよ行かないでよ」と声をかけてしまったこと。しょうがねえなとばかりに戻ってきてパソコン机の下にあるロールクッション(暖かい場所)に横たわった。あのとき、グラちゃんの本能に従って寒いところを選んでいれば、苦しい時間は短かったのではないか。今更遅いけど本当にごめん。寄り添うことを選んでくれたあたりグラちゃんはどこまでもグラちゃんだった。
  • 横たわったまま、ロールクッションをゆっくりとふみふみ。
  • 以降、完全に起き上がれなくなる。
  • ニンゲンが寝るタイミングで、PC机下からニンゲン用ベッドに移す。ペットシーツ敷いて、ブランケットでくるんでその上に寝かせる。このときの感触的に、首も動かせなくなってる感じがした。

1月25日(土)

  • 一晩中ちょっと寝ては呼吸を確かめるのを繰り返しながら朝を迎える。
  • 9時頃、さすがに朝ご飯を食べようと思ってベッドから起き上がると、グラちゃんが大声で鳴く。なだめようと撫でたらものすごく体温が低い。ここにきてようやく、苦しませないためには体を冷やしてあげないと駄目なのではないかと気づく。エアコンを切って、ブランケットをはだけさせる。
  • あまり鳴かなくなってきた。
  • 昼頃に昏睡状態になった様子。時々呼吸を確認しながら過ごす。

1月26日(日)

  • 先代のせっちゃんが逝ったのは朝4時台だったので、グラちゃんもそこらへんで逝くのではないかと思って様子を見ていたけれども、幸いなのか生憎なのか、変化はなかった。
  • その後少しまどろんでから目を覚ました時なので多分6時頃、呼吸を確認したら止まっているように見えて揺すると「ニャッ」と言った……ような気がするんだけど、本当に鳴き声だったのか、それとも喉の空気が漏れただけだったのか、いまいちわからない。寝ぼけた頭は「まだいる」と判断した。
  • 朝8時半、「もういない」ことを確認。

こんなかんじでした。最期は目も口も開けたままだったので、なんとか閉じさせようとしたけどなかなか出来なくて困った。最終的にはどうにか目だけ閉じさせることが出来たのでよかったです。口は結局出来なかった。ごめんグラちゃん。

文責

うちのネコの可愛さを自慢したり自慢したり自慢したりしたいおひとりさま。ネコと暮らすためにひとりぐらしを始めた結果、人類との共同生活ができなくなった。福岡出身、大阪在住。

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