せつら

初代ウチのネコ・せっちゃん

同居期間は2002年7月から2016年4月まで。

14歳まであと2ヶ月というところで、食欲不振から一週間であれよあれよと逝ってしまった。胸水がたまってたなんて全く気づきもしなかったよ…。

立てばフクロウ、座ればタヌキ、寝転ぶ姿は黒モップ。撮影しても正体不明の黒い塊と化すのであまり写真が残ってません。というか残っている写真を見てもなにがなんだかわからない。

運動神経は歴代トップで、カーテンレールの上からニンゲンの腹めがけて飛び降りるニャントムダイブの名手。

レジ袋の持ち手を食いちぎるのと、ねずみのおもちゃを解体して冷蔵庫の下にたたき込むプロでした。ペットボトルのフタやマグネットなんかも全部冷蔵庫の下に叩き込む。ニンゲンの耳たぶをちゅぱちゅぱするのも好きだったなぁ。

せっちゃんについて

2002年に東京で生まれ、新幹線で大阪までやってきました。

帰省に付き合わされて大阪から福岡まで連れ出されたり、逆に何日もお留守番させられたり、数日間知らないニンゲンの家に預けられたりと今思えばすごく雑な飼い方をしててすまんかった。

名前

本名は せつら 。

命名辞典を読んだりして女の子っぽい名前をいくつか考えていたんだけど、本猫に初めて会ったとき、こちらを睨み倒しながらかすれた低音でビャービャー文句を言ってくる姿を見て、

「あ、違うわ…アカリちゃんとかマツリちゃんとか、そういうんと違うわ……」

と悟って名前案がすべて吹き飛びました。

悩んでも悩んでも名前が浮かばなくて、当時の黒猫汎用ネームだった「せつら」をそのままつけてしまった。元ネタは西新宿の煎餅屋です。

性格

元々せっちゃんは四きょうだいで、全員が柄の違うもふもふロングでした。「お留守番ができそうな子かどうか」という質問に対して「きょうだいと遊ばずにひとりで窓の外を見ていたりするから大丈夫だと思う」という回答をもらっていたのだけれども、まあ、一対一での生活となると人間べったりに育つよね。

定位置は膝の上。私がいるときは他人の膝には基本的に乗らない、でも私がいなければしれっと乗る。そんな子でした。

来客があるとまず安全地帯まで撤収してから改めて様子を見に来る。好奇心旺盛な内弁慶という猫っぽい性格。