7月に東京に行ってくるんですが、行きは新幹線でいいとして、帰りに超豪華夜行バスに乗ってみようかなと画策しています。
夜行バス
夜行バスっていうと「眠れない」「つらい」に加えて、「運転手さんがやらかしてバーン!」「車両そのものにトラブルがあってバーン!」「やらかした別の車両に突っ込まれてバーン!」っていうイメージが強くてあんまり乗らないんですよね。
あとは単純に、オカネより気力と体力を温存する方が重要なお年頃になっているから、夜行バスに乗る機会がなくなってました。
夜行バスを選びたい理由
ところが現在、同居のネコに投薬が必要な状況下なので、出来るだけお泊まりはしたくない。でも目的の用件が終わるのが新幹線終電間際。駅までダッシュする気力がない…。
一泊して午前中に帰るかなあ、と考えていて思い出したのが「超豪華夜行バス」。
超豪華というだけあって、すごいらしいよ…! なんといってもバスの中に個室がある。あとバスに乗るときに靴を脱ぐ。この時点で何かもうすごい。料金的にもホテル泊+新幹線と大差ない。
乗ってみようと思うタイミングで乗っとかないと、次の機会ってなくない?
えっもう乗るしかなくない?
というわけでチケ取りチャレンジしてみまーす。席数が少ない&人気あるらしいのでがんばろ。
6/26追記 ウキウキ予約しにきたら…
【重要なお知らせ】 2019年6月17日より認可申請中の為、7月17日出発便以降の予約受付を一時停止いたします。 売り出し開始時期につきましては、後日HPにてご報告いたします。 http://dreamsleeper.jp/osaka.html#guide-top
えっ
は、はやく認可されてぇぇ!!
7/1追記 予約再開してた!!
無事に予約が再開していたのでウキウキ予約してきました。大阪駅と新宿駅にも停車するようになって使い勝手がよくなってた。座席指定もできたから適当に選んだけど、どこを選ぶのが一番よかったんだろう。ぬぬぬ。なんにせよ楽しみ。
ところで
これを書いている時点で、私の予約した便は11席中10席が空席です。
ワンチャン貸切あるで…(`・д´・;)ゴクリ
万が一貸切状態になったら、イビキかいても運転手さんにしか迷惑をかけずにすむけど、犯人が完全に特定されちゃう!! つらい。
どうせ超豪華夜行バスに乗るなら一番ヤベーやつに乗ろう! と思って両備バス&関東バスのドリームスリーパーを選んだけれども、めっちゃ強力なライバルとして西日本JRバスのドリームルリエっていうのがあるんですよね。
個室タイプのプレシャスクラス、カーテンで仕切れるアドバンスクラスの2タイプの座席を用意した上に、東京駅発着。そしてドリームスリーパーより安い。最強では…?
これを書いている時点で、ルリエ1号もルリエ101号もプレシャスクラスは完売してました。
やっぱりそっちに乗っちゃうのかなあ~。乗っちゃうよなあ~~~。
超豪華夜行バスに興味があっても、3列独立シートの相場が8,000円ぐらいのところに、ドリームスリーパーは20,000円ですからね。ウッてなるよね。それを見たあとにドリームルリエのプレシャス15,500円を見たら、ああじゃあそっちで…ってなるよね。
あっ金額は「私が乗る日」ベースで書いてるので、日によって違いがあるよ。念のため。
そして当日…
その存在を知り、利用するタイミングができ、無事に予約もでき、ワクワクテカテカと楽しみにしていた超豪華夜行バス「ドリームスリーパー」。
……なんということでしょう。
過去最悪に車酔いしました。
大部分は自業自得なんですけど!
酔った原因
原因その1. 酔い止めを飲んでいない&所持していない
今までの人生において「新幹線でうつむいた状態で本を読んで気分が悪くなる」程度の乗り物酔いしか体験したことがなかったので、車酔い対策という概念が完全に抜け落ちてた。
原因その2. 乗る前に刺激物を飲み食いした
バスが来る少し前に、ケンタッキーでよりにもよってレッドホットチキン(とアイスコーヒー)を摂取。胃への配慮が全くない。せめてビスケットとかであれば何かが違ったかもしれない。
原因その3. バスの座席位置が最後尾
今考えるとバカなの?? って感じの選択。後方は揺れるという当たり前の事実を忘れていました。座席が選び放題だったんだから、運転手さんの真後ろにするべきだったよなあ。
原因その4. バスそのもののにおいが微妙に合わない
新しい設備とか導入するとなんともいえない独特のにおいがあったりすると思うんですけど、そういう感じの「馴染みのない工業製品的なにおい」がありました。個室に入った時点で「これはヤバいかもしれない」と察するレベルで相性が悪かった。
原因その5. 服からタバコの臭いがする
非喫煙者なのであんまりタバコの臭いと仲良くない身の上なんですが、夕方に寄った喫茶店が喫煙可能なお店で、副流煙によりがっつりタバコ臭くなってました。それがバスのにおいと混ざってヤバみが増す。
原因その6. バスが個室のため、臭いがこもる
オワタ\(^o^)/
車載用プラズマクラスター発生器がついてたけど、もはやそんなんじゃどうにもならなかったです。
原因その7. 座席の自動位置調整で尻が沈み込んでる
完全電動で寝やすい形になるというそれ。足が上がって尻が沈んでいるので咄嗟に起き上がれない。序盤に窓を開けることが出来ていればマシだったかもしれません。
頭を揺らさなかったら酔いにくいという話を思い出して背もたれにぴったりあててみたけど、それはそれで揺れがダイレクトに伝わってきてコポォ…
吐いたら楽になるのでは? と思った瞬間にせり上がるレッドホットチキン。それを抑えながら身を起こして袋をとる作業が結構大変でした。というかまあ、微妙に間に合わなくてTシャツにこぼれた。設備にはこぼしてないからセーフセーフ。
幸い予備のTシャツがあったのでしれっと着替えました。
原因その8. 寝落ちできるほど疲れてなかった
どれだけ悪条件が重なっていても、疲れ果てて寝落ちして朝までぐっすり…だったら酔うことはなかったはずなのです。中途半端に体力が温存されている上に、観劇後でテンションが爆上がりしているという全く眠れない状態。なんなら直前にコーヒーまで飲んでる。アホなのかな。
こうやってみると、酔うべくして酔ったな…としか言いようがないなあ。
個室について
自分の都合で明るさを調整できるし、バスの中で堂々と着替えられるし、エチケット袋と仲良くするときも周囲に気を遣う必要がないし、変な格好で寝ても許されるし、基本的にはいいことずくめだなあと思います。
「においがこもる」というただひとつのデメリットが今回思い切り刺さってしまっただけで。
椅子の寝心地
評価不能。
というのも、前半は姿勢が全然合わなくて、もぞもぞしまくったあげくに、ひじかけに頭を置いて丸まって足をあげてドアのふちに押し当てるという謎の形状になって寝てた。
吐いたあとは、想定される正規のスタイルでそのまま寝てた。平和だった。
バス停について
池袋は芸術劇場前のバス停でした。近くに自販機がないので少し困った。まぁでも、乗り込んだら水のペットボトルを1本貰えたので別に買わなくてもよかったなあ。
梅田は西梅田側のJR高架下、桜橋口アルビ前。天気が悪くても大丈夫な場所だから、これは非常にありがたい。
なんばが近づいてアナウンスが流れ、椅子を起こしたあと、改めて酔い直したというのは余談である。なんばから梅田がやたら遠く感じられたよ…!!
乗客数
結局私を含めて2名でした!!! 貸切は免れてた!!! 人気があるという記事は何だったのか。提灯記事か。
ちなみにもうひとりのひとは運転席の真後ろを取ってた。ですよねーーー!!!
総括
あんなに楽しみにしてたのに全然楽しめなかった…悲しみ…
リベンジしたい気持ちがなくはないんだけど、これを書いているだけでにおいの記憶がよみがえってげっぷがでているので、しばらくは距離を取るしかないなあ。帰宅した翌々日まで胃の調子がバグってたのでトラウマ化するのも詮無きこと。