グラちゃんFIP疑惑

グラちゃんの体調不良問題

食欲不振に端を発するグラちゃんの体調不良問題。エコーで見ると肝臓になにかよくないものが出来ている、そいつの正体はなんじゃろなと色々検査いたしまして。

アイキャッチ

細胞診の結果が返ってきまして、その他の検査結果ともあわせると、現時点では

50~80%の確率でFIPドライタイプ

だろうという診断がなされております。

猫伝染性腹膜炎(FIP)は致死率が非常に高く、ついでに治療法もないから、対処療法をするしかない病気です。

とはいえ…?

「症状が○個当てはまったら確定とみなす」系チャートで、微妙に少ない個数だけ当てはまる、みたいな状況でして、FIPでない可能性も20~50%あるのが悩ましい。

ついでに、

Q. すぐ疲れるようになったとかは?
A. うちにきたときからそうですね

Q. 運動が苦手になってきたとかは?
A. うちにきたときからそうですね

ってかんじで、食欲低下以外の異変がわからないっていう!!

細かい違いに気づけない飼い主ですまーん!!!

耳の色もおしっこの色も、先生に言われて初めて気づくレベルの「気づけない飼い主」でほんとすまん。黄色いっすね…これが黄疸なんですね…おぼえた…

今はもらったお薬のおかげで食欲が戻って、体重を戻すために美味しいご飯が増えて、本猫はたいへんご機嫌そうに暮らしています。

オクスリというコトバを覚えて逃げるようにはなった。このゴキゲンタイムを出来る限り伸ばすのだ。

グラちゃん
本当に具合悪いん…??? 元気そうじゃない??? ねえ???

経緯

10月半ば

食欲が落ち始めたのが10月半ば。元々ムラ食い気味だからと様子見をしていたけど、いくらなんでも食が細すぎるな?と心配になって11/7(火)に病院へ。

11/7(火)

食欲低下、体重減少、貧血、黄疸、発熱、グロブリン高値、総ビリルビン高値、血中アンモニア高値、腹水なし、胸水なし、肝臓に影。

猫白血病(FeLV)と猫エイズ(FIV)は陰性。腎臓関連の数値は正常、白血球も普通。

状況的にFIPドライタイプの可能性が示唆されるけど、白血球が無反応であることに先生は首をひねっていた。

猫コロナウイルス(FCoV)抗体検査を外部に依頼。

11/11(土)

FCoV抗体検査の結果が返ってきて、結果「陽性」。「FCoVの抗体がある=FCoVの罹患歴がある」ことが確定。

11/15(水)

FCoV遺伝子検査と細胞診。一週間前のエコー結果と比較して異変の進行が早いと言われる。でも何故か貧血が改善されていた。謎。

11/17(金)

FCoV遺伝子検査の結果が返ってきて、こちらも残念ながら「陽性」。「FCoVの遺伝子が検出された=現時点でキャリアである」ことが確定。ついでに細胞診の結果は「悪性腫瘍の可能性はない」。

したがって

「FIPと思われる症状が出ているなら、それはFIPである可能性が高い」ってことになるようです。

まぁ問題はその「FIPと思われる症状」が思ったより出てないというかなんというか。普通もうちょっと出るんじゃない?的な。発熱はあるけど、本当ならもっと熱が出るはずだし…みたいな。

状況的にFIPなんだろうなあ。違う可能性もゼロじゃないんだけど、FIPだと思っておいた方がダメージ少ないしね。

とりあえずいつ「異変」が起きてもいいようにとオムツやワイドペットシーツの準備はした。(神経系にダメージがいくので麻痺や痙攣が出るはず)

悩みどころ

「食べないから体力が落ちていってるけど本猫の行動は通常運転」

なんて事態があると思ってなくてですね。食べれなくなったら店じまいだと思っていたから割と困惑している。今はステロイドのおかげで食欲戻ってるけど、また食べなくなったときにどうするかな。悩むなあ。

文責

うちのネコの可愛さを自慢したり自慢したり自慢したりしたいおひとりさま。ネコと暮らすためにひとりぐらしを始めた結果、人類との共同生活ができなくなった。福岡出身、大阪在住。

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