2015年末に、大阪府枚方市で2件の多頭飼育崩壊が発生しました。第一現場には57匹、第二現場には68匹の猫がいたそうです。
ボランティアさんが作ったサイトがあるので直接リンクを貼るつもりだったんですが、内容が内容だけにショッキングなものを含むので、ワンクッションが必要かもと思い直しました。特に第二現場はえぐい。
ちなみに、グラちゃんがいたのは第一現場です。
第一現場
崩壊主は、奥様を亡くした高齢の男性だと聞いています。2016年11月15日(火)放送のクローズアップ現代「ネコに家が壊される~広がる ペット多頭飼育崩壊~」の中でも少し取り上げられてた。
崩壊主さんが猫用のフードが買えないときには人間用の食べ物をもらっていたようです。パンと麺類を食べたがるのはその名残なんだろうなあ。グラちゃんがずっと人間を「よいもの」だと思い続けてくれているのは、なんやかんやで崩壊主さんから愛情をもらっていたからだと思います。
逆に言うと、多頭飼育崩壊と愛情の有無は関係ないってことですね。
幸いにして、崩壊主さんとボランティアさんたちの頑張りによって現場の状況が改善したために、2016年6月をもって支援終了しています。
ところで、第一現場のホームページのトップを飾る写真の真ん中にいる子がグラちゃんにそっくり。というかグラちゃんじゃないのこれ…? 怖がって奥に固まってる子たちがほとんどなのに、なんかあんまり怖がってなさそうなところとかもすっごくグラちゃんっぽい。左手の先がクリームパンだったら確実にグラちゃんなんだけど…! わからぬ!
第二現場
第二現場については 閲覧注意 と言わざるを得ない。
崩壊主が「産まれた事も死んだ事も知らない」っていう時点で、もう……。
多頭飼育崩壊について
グラちゃんと出会って以来、今まで意識してなかった多頭飼育崩壊についての情報がよく目に入ってくるようになりました。本当に頻繁かつあちこちで発生してますね、これ…。大阪市周辺でざっと思い出せるだけでも、
2015年枚方、2015年淀川区、2017年生野区、2017年平野区、2018年尼崎…
多分知らないところでもっとあるんでしょう。そしてもちろん猫以外でも。
「保護して、病院に連れて行って、毎日のお世話(場合によっては看護)をしながら、保護した子の嫁入り先を探す」だけでも大変なのに、「数がめちゃくちゃ多い」上に、状況によっては「再発防止のため崩壊主さんの生活改善」まで関わらないといけないんだから、ボランティアさんってすげえな…と本当に思います。
お金もらわないとやってられなくないか、これ。